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2004.11.17

キルトのお話

横浜キルトウィークのコンテストのカテゴリーの中に、『高校生のパッチワーク&刺繍』コンテストがあり、入賞作が展示されていた。
高校生らしくほほえましい作品や、熟練のキルター顔負けの技術、布、配色のセンスを持つ高校生の作品もあって、興味深かった。

中でも私が心引かれたのは、ハウスのパターンをフレンドシップのように、大勢で縫って繋いだ作品だった。
傍らに、参加者の写真もあり、男子学生も多数参加したようだった。
その写真は元気な笑顔にあふれていて、縫いながら楽しい時間を共有している様子が伝わるようだった。

作品は、縫い目は不ぞろいで、パターンを縫い繋いだ部分はほつれてきていた。
布もブロードらしい布なども使われ、家にある布で縫った感じが良く出ていた。
しかし、それは、むしろ魅力的でさえあった。

そのキルトを目にした時、私は、何かオーラのようなもの、(なんだろう・・・)
パワーのようなものを出しているとキルトに感じた。
それはいったいなんだろう。
他のキルトでは、感じたことのない何か。
力強い何か、こんな何かを「発光」するキルト・・・・いいなぁ。

もう7~8年前、渋谷の本屋さんの地下で、「プッペンハウス吉野」さんのドールハウスコレクションの一部を見る機会があった。
##プッペンハウス吉野さんは伊豆高原でドールハウス博物館を公開されている。#
荘厳で重厚なアンティークのドールハウスの数々を、ため息をつきながら見学した。

そんな中、比較的現代(1930~50年代くらい)のドールハウスもあったのだが、その中でもひときわ私の印象に残ったドールハウスは、子供が遊んだ「跡」がはっきり残っているハウスだ。

他のハウスは遊んだのかもしれないが、その痕跡はほとんど感じることはなく、大人のコレクションや趣味の対象のような感じがあるのだ。

そのハウスでどうして子供が遊んだと分かるのかといえば・・・
ハウスの壁にミッキーマウスや動物など、きっと気に入っていたものだろう、紙の切抜きが貼ってあるのだ、べったり、秩序なく。
明らかに、子供が楽しんで遊びながら貼ったと感じるのだ。
その時の情景や声まで伝わってきそうな雰囲気があった。
他のドールハウスでは感じない、何か不思議なものを感じた。
「息吹」のようなものだったろうか。
そして今まで見たドールハウスの中で一番好きなハウスだ。

展示者ももしかしてそれを感じていたのではないだろうか?
だからあえて、紙をはがしてハウスを「美しく」することなく、展示していたのではなかろうかと思った。

それから2,3年後、伊豆高原のプッペンハウスを見学する機会を得た。
あの魅力的なハウスは、そのままに展示されていて、また見られたことがうれしかったのを覚えている。

このキルトとドールハウスに私が感じるものは、同じものなのだろうと思っている。


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